【児童の6割が外国ルーツ】“超多国籍”な小学校 日本語より先に教えるのは「安心・安全」2070年には外国人の人口は1割に…取材で見えた多文化共生のヒント【news23】|TBS NEWS DIG
この動画から学べること
日本の多文化共生の現状と未来
2070年には外国人人口が日本の人口の1割を超えると言われる中、全国で公立学校に通う外国の子供たち(およそ14万人)のうち、日本語の指導を必要とする児童はおよそ5万8000人に及び、この人数が10年ほどで2倍になっているという現状を学べます。
「超多国籍」な小学校の教育実践
外国にルーツを持つ児童が6割を占める南吉田小学校では、様々な言語(日本語、中国語、英語など)での掲示が行われています。新しく日本に来た子どもたちを対象とした国際教室では、教師が日本語よりもまず先に「子どもの安心と安全」を教えるという教育の哲学を理解できます。
文化の違いを乗り越える指導
日本特有の文化や習慣、例えば遠足の作法(レジャーシートの敷き方、1人1つのお弁当の用意など)を、学ぶ機会がなかった子どもたちのために最初から全て丁寧に説明する指導の様子を見ることができます。
子どもたちが自然に育む共生の姿
異なる国や地域にルーツを持つ子どもたちが、学習したことをみんなで楽しんだり、転校生に優しくしたり、喧嘩が起きた際に生じる文化的な受け止め方の違いを、お互いに教え合いながら自然に解決していく、助け合いの姿を目の当たりにできます。
多文化共生の価値
学校側は、外国にルーツを持つ子どもたちがいるという特徴を生かし、地域の商店街の課題解決に取り組むなど、「外国人がたくさんいるということは、豊かなこの教育活動や豊かな社会を作っていくための資源なんだ」という理念に基づいて教育を行っています。
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