【ゆっくり解説】時間の流れが存在しない理由-時間とは何か?-
この動画で学べること
「普遍的な現在」はない:相対性理論では観測者ごとに同時刻の定義が変わるため、“世界に一つのいま”は成立しません。ここから“時間の流れ”像に疑問が生まれます。
“流れ”の感覚=エントロピーの矢:熱力学ではエントロピー増大が“過去→未来”の向きを与えます。私たちが感じる一方向性は、物理法則そのものというより状態の統計性に由来するという見方。
量子・重力の視点:マクロでは時計が合わない/微視では時間の扱いが揺れる——こうしたズレを背景に、“時間は実在するものではなく関係の性質”とする現代理論(例:ロヴェッリの関係論)的発想が紹介されます。『時間は存在しない』を参考にした解説で、日常語の「時間」と物理の「時間」の違いを整理。
認知のトリック:脳の情報処理が“連続した流れ”を構成している可能性にも触れ、主観の時間と物理的時間を切り分けます。
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【相対性理論】宇宙に隠された時間の本当の姿とは何か?
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