日本人の約4%が該当か 頭の中に「まったくイメージが浮かばない」 認知特性「アファンタジア」とは【news23】|TBS NEWS DIG
要約
[00:49] 「頭のディスプレイに映像が映らない」:アファンタジアの認知特性と観察模写
スマホ写真と何度も見比べながら緻密に鳥を描く瀬戸口さんの姿を通じ、映像は浮かばなくても属性情報で記憶している特性を提示します。
[02:14] 幼少期の違和感と概念との出会い:「お母さんの顔を描こう」ができなかった原点
記憶の中の情景を描く授業で苦悩し、2年前にネットで「アファンタジア」を知って世界がひっくり返るほどの衝撃を受けた経緯を語ります。
[03:08] 2015年に提唱された新概念:約4%の該当率と感覚(視覚・聴覚・味覚等)の多様性
視覚的イメージだけでなく音や匂いの再現にも個人差があり、欠陥ではなく先天的な脳の認知グラデーションであることを解説します。
[04:36] 職場での苦悩と強みの再発見:イメージの苦手さを補う「論理的検証力」
かつて料理本制作で完成写真のイメージに苦しんだ一方、レシピの丁寧なチェックや失敗原因の徹底究明で高い信頼を得ていた職場の記憶を辿ります。
[07:53] 当事者記者(太田氏)の実感と社会の受容:「違いをポジティブに楽しむ」社会へ
「小説が実写化されてもギャップに失望しない」という強みや、会議での生きづらさに触れ、特性を知ることが相互理解の第一歩になると総括します。
Aiwakからの視点
「頭の中に映像が浮かばない」という特性を、従来の画一的な基準(みんな同じように見えているはずだという前提)から「劣っている欠落」として捉えるのではなく、「観察力や論理的思考力、先入観にとらわれないフラットな受容力」という独自の強みへと再解釈する姿勢は、多様性とウェルビーイングの本質を示しています。私たちは無意識のうちに「自分と同じ認知のあり方」を他者にも求めてしまいがちですが、視覚優位な人もいれば、言語・論理優位な人、感覚を直接捉える人など、世界を切り取る認知のOS(アーキテクチャ)は一人ひとりまったく異なります。自らの特性(凸凹)を客観的に理解し(メタ認知)、無理に平均値に合わせるのではなく、自分に合った表現手法や道具(写真の観察、丁寧なテキスト照合など)を自律的に選び取ること。そして他者との違いを優劣ではなく「面白さ」として尊重し合うこと。このしなやかな相互理解こそが、あらゆる人が自分らしく輝ける心豊かな社会を築く確かな礎となります。