【生命は地球でいかにして生まれたのか】微生物ハンター・高井研/全地球生命の祖先「LUCA」とはなにか/マリアナ海溝で世界記録を打ち立て生命の存在限界を探る【ULTRA SCIENCE】
この動画から学べること
この動画では、JAMSTEC(海洋研究開発機構)の微生物ハンター・高井研氏をゲストに迎え、生命の起源と深海調査の最前線について以下のポイントを深掘りしています。
生命の起源は「深海熱水」
生命の起源には「陸上の温泉説」もありますが、高井氏は40億年前の地球環境やDNAの解析(LUCA:全生物の最終共通祖先)から、深海の熱水噴出孔こそが発祥の地であると断言します。紫外線や酸素という「毒」がない深海こそが、初期生命にとっての揺りかごでした。
DNA以前の「代謝生命」という仮説
「生命=遺伝子を持つもの」という常識を覆し、遺伝子(設計図)を持つ前の、単に化学反応で増えるだけの「代謝生命」が存在したという仮説を展開します。40億年もの時間をかけて代謝生命が存続し、その後に遺伝子という画期的なシステムが「インストール」されてLUCAに進化したという壮大なストーリーを解説します。
マリアナ海溝での世界記録への挑戦
日本の探査船「かいめい」を使用し、マリアナ海溝のチャレンジャー海淵(地球最深部)で、海底の泥を40メートル採取するという世界記録更新プロジェクトについて語ります。従来の中国の記録(約7.5メートル)を大幅に塗り替えるための、日本の繊維ロープ技術と「ハンター」としての執念に迫ります。
アストロバイオロジー(宇宙生物学)への応用
深海の探査技術は、土星の衛星エンケラドスや木星のエウロパにあるとされる「海」の探査に直結します。もし地球外で同じような生命が見つかれば、生命誕生は「奇跡」ではなく、物理法則に基づいた「必然」であることが証明できると語ります。
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