【徒然草・徹底解説】日本人の「信仰なき信仰」の正体|川嶋政輝
この動画から学べること
この動画では、日本三大随筆の一つ『徒然草』を題材に、作者・吉田兼好(卜部兼好)のバックグラウンドと、作品に込められた日本独自の宗教観・処世術について以下のポイントを深掘りしています。
作者・卜部兼好の「占い」の家系と神道
作者の生家である「卜部(うらべ)家」は、亀の甲羅や鹿の骨で吉凶を占う神道の家系でした。人間の計算や計画(人智)を超えた偶然性や天意を問う姿勢が、作品の根底にあることを解説します。
日本人の信仰の正体(神道・儒教・仏教の融合
室町時代の吉田兼倶(卜部兼倶)が説いたように、日本では「神道=根、儒教=枝葉、仏教=花実」と捉えられます。外来の教え(枝葉・花実)は枯れて土に還り、根(神道)の肥やしとなって循環するという、日本独自の精神構造を読み解きます。
上達の法則と「エセ仏教」への批判
兼好法師は、芸事やスキルを磨く際、「上手くなってから披露しよう」とする姿勢を否定しています。下手なうちから人前で恥をかき、笑われることこそが達人への道であるという教えは、現代人にも通じるマインドセットです。また、権威化した僧侶を皮肉り、質素で純粋な信仰を持つ僧侶を称賛するエピソードも紹介します。
前へ
ケンブリッジ大学卒業生が日本で働く本当の理由
次へ