【カメラとAIだけで東京を走破→テスラを"超える"】チューリングCEO・山本一成「完全自動運転は作れる」/世界の常識は「地図もセンサーも不要」/150億円調達で自動車業界を攻める【1on1 Tech】
この動画から学べること
この動画では、将棋AI「Ponanza」の開発者であり、現在は自動運転EVの開発を行うチューリング株式会社CEO・山本一成氏をゲストに迎え、世界中で激化する自動運転開発の現在地と、日本勢が勝つための戦略について深掘りしています。
なぜ「地図」と「高級センサー」は不要なのか?
Google系のWaymoなどは、高価なLiDARセンサーと高精度な地図を使い、いわば「バーチャルな線路」を敷いて走っています。しかし、この手法では「クジャクが飛び出してきた」ような想定外の事態に対応できません。人間が目(カメラ)と脳だけで運転するように、AIもカメラとニューラルネットワークだけで判断する「End-to-End」方式こそが、コストと汎用性の面で正解である理由を解説します。
「ルールベース」から「生成AI」による運転へ
「猫がいたら止まる」といったルールを人間が記述する時代は終わりました。チューリングが開発するのは、ChatGPTのように映像を見て状況を言語化し、判断を下す「VLA(Vision-Language-Action)モデル」です。これにより、交通誘導員の指示や、未知の道路状況にも対応できる「頭の良い」自動運転が実現しつつあります。
「打倒テスラ」の現実味と勝算
山本氏は「現時点ではテスラに勝てる気はしない」と認めつつも、2030年までには完全自動運転が実現し、後発プレイヤーとしてその背中を追い越すことは可能だと語ります。トップランナーが切り開いた道を最適化して走る「後発の強み」と、100億円規模の資金調達の使い道(GPU投資など)について明かします。