【悪用厳禁】面白すぎて眠れなくなる心理学の話
この動画から学べること
本動画では、人間が持つ極限の心理状態や、脳の特性によって引き起こされる行動の科学的メカニズムについて、以下のトピックを中心に深く掘り下げて学びます。
1. 洗脳とマインドコントロールのメカニズム
洗脳を、第三者による信念や価値観の意図的な修正・変更行為として定義します。
オウム真理教 や旧統一協会、国家ぐるみでのプロパガンダ など、暴力的な手段を用いた「洗脳」と、説得や議論を用いた「マインドコントロール」の事例を通じて、人の個性がいかに脆弱であるかを知ることができます。
心理学者エドガー・シャインが提唱した洗脳の古典的プロセスである「回凍」「変革」「再凍結」の3段階を理解できます。
情報制限や社会的孤立が洗脳を効率化させる要素であること、そして特定の思想や信念に好意的な被害者が長期間の洗脳によって受ける脅威的な効果について学びます。
2. ゾーン(フロー体験)の科学
ゾーン(フロー体験)が、ある活動に没頭し時間感覚が失われる、充実感に溢れた状態であること を学びます。
ランナーズハイとの明確な違い や、ゾーンに入るための課題設定の条件(適切な難易度、具体的な目標、明確なフィードバック)を知ることができます。
ゾーン状態の脳では、ドーパミン作動性報酬系が強く活性化し、不安や恐怖を司る扁桃体 や道徳観念を司る内側前頭前野の機能が低下する メカニズムを理解できます。
ゾーン体験を促進するゲーミフィケーションやマインドフルネス瞑想といった具体的なテクニックについて学び、脳を改造できる可能性を知ることができます。
3. 発達障害(ADHDとASD)の真実
ADHD(注意欠如多動症)が不注意、多動性、衝動性を特徴とする障害であり、近年診断数が急増している背景 を理解します。
ADHD患者の脳では、ドーパミントランスポーターの密度が高く、神経細胞間でドーパミンが不足し、これが多動性や衝動性の原因となっているという科学的事実 を学びます。
ASD(自閉スペクトラム症)が遺伝的要素も関与する神経発達の障害であり、コミュニケーション能力の欠如や極端なこだわりを特徴とすることを理解します。
ASD患者が、高い死亡リスク(特に自殺リスクは一般集団の7.55倍) や就労率の低さといった残酷な現実に直面していること、そして進化生物学的な視点から見た発達障害の集団における役割 について考察します。
4. 極限状態の心理学
戦争が人体にもたらす影響として、第一次大戦で生まれたシェルショック(現在のPTSD)の具体的な症状 や、コルチゾールの増加、トンネル視野、聴覚の抑制といった戦闘中の反応 を学びます。
死の恐怖が人の思想を攻撃的に歪ませるメカニズム(存在脅威管理理論) や、グループ競争における道徳性(内側前頭前野)の低下が残虐行為につながる理由 を理解します。
サイコパスの定義と脳の特徴(扁桃体や前頭前野の機能不全、セロトニン不足) を知ることができます。
サイコパス的な脳の特性が、刑務所の受刑者に多い一方で、会社経営者や外科医といった成功者にも多く見られるという、現代社会の結果第一主義的な側面との相性の良さを学びます。
5. 恋と脳の依存性
恋に落ちる状態が、報酬系が活性化しドーパミンやノルアドレナリンが放出される状態であり、セロトニンレベルが重度の脅迫性障害患者と同程度に低下する という医学的な事実を学びます。
恋が薬物中毒(コカイン、ヘロイン、覚醒剤)と脳活動の観点から多くの共通点がある こと、そして恋の激しい段階では恐怖を司る扁桃体や判断を司る前頭葉が機能停止し、冷静さを失う 理由を知ることができます。